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存在だいすきクラブ

強い気持ち

2017-02-11の日記

日記

晴れ。ちぎれた雲。少し暖かい。

 

夢を覚えられないなあ。

 

昼に起きて、バイトに行く。途中で感情がなくなり、早めに外に出る。東京オシャレ街を歩くが、余計に無になってしまった。おろおろしながら川を行ったり来たりする。スチャダラパー「彼方からの手紙」という曲がある。川を見てたら海につながってるのか見に行きたくなって行き、そのあと川の出所の最初を見に行く、という小話が挟まる。君がいたらもっとたのしかったのになあ、という歌だ。そういう気分だった。

 

何かがない。という感覚。何かは分からないけれど、大切なものが何かない。帰りに適当なつけ麺屋に入る。「夢や信念を忘れた人間は廃人だ」と大書してあった。夢や信念がないのかなあ、と思いながら食べる。店長のおじさんがすごい咳をしていた。風邪だろうか。おじさんが客のお姉さんたちと内容のない話をしている。ラーメンの麺の量よりつけ麺のほうがだいぶ多いとか。

 

食べながら僕は「ダンスフロアに○○○○○、×××」という定型詩を考えていた。元は「華やかな光」だ。できるだけ元のと同じ母音がよい。「ダンスフロアに光り出す死体」「ダンスフロアにシマウマの死骸」「ダンスフロアにあの人の位牌」と考えた。すべてが死につながっている。

 

デート時の話題で避けたほうがいいものとして「死」「暴力」があがっていた。僕たちは不可避的に死ぬし、代わる代わる違った形の暴力を受けたり与えたりしている。毎日、いつも迫ってくるものについては喋りたくなるなあ。じゃあ何を喋ればいいんだろう。生や慰め、施し、愛とかか。

 

そういえば就活の面接でナチスは悪くなかったと喋りだした人が隣にいた。暴力と死。どうなったかは知らないけれど、就活面接もデートみたいなものだろう。生と愛を語るのだ。曰わく、私は真面目に生き、すごく頑張り、成果もある。ボランティアをするほど愛がある。御社と社会を愛している。あらかじめみんな知っている正解を選んで、数をうつ。残りは確率の問題。学問は偶然を必然に落とし込む営みだが、就活は偶然で必然を仮構する営みだ。

 

うーん、感情が無、みたいな気持ちをちゃんと言葉にしたいなあ。よくわからない。とにかくあるべきものがない、という感覚は共通していると思うのだけれど。昔「洗濯物が勝手に洗われてほしいという感情しかない」みたいな構文を多用していたら友人たちにつるし上げをくらい、僕の感情が25個くらいあることがログから判明したことがあった。

 

世界が灰色になるとか、そういう気の利いた言い回しなら結構ある気がするし、みんなそういう気持ちは結構あるのだろう。夏はカラフルで、冬は灰色。でも熱帯地方の動物ほどカラフルだというのはウソだという話だ。しかし色がよく見える日と見えない日は絶対ある気がするんだよなあ。

 

とくにオチがつかない。まあ日記だしそういうものだろう。日々を書ききるとか、自分の言葉でしゃべろうとしてみるとか。重要なことだとはおもうけれど。感情フエール、みたいなアイテムが秩父の奥地に落ちているとかさ。