存在だいすきクラブ

強い気持ち

2017-03-15の日記

雨と曇り。とてもとても寒い。風が耳を吹き飛ばしそうだ。

 

夢。知り合いと同じ家に住む夢。狭いと思っていたら、はちゃめちゃに広い家だったことが判明する瞬間がよかった。小学校の地下に住み着いていたひとを探す夢。そんな人はいない。小学校に地下はなかった。シンガポールにいるらしい。

 

お昼くらいに起きて誰もが知る企業の説明会へ。そこそこの面白さ。広い場所はよい。「就活も体調にお気をつけて」というのがよかった。こんな言葉はそんなにかけられない。「初音ミクさんと太鼓のコラボ」とアナウンスがあり、やっぱりさん付けしたくなるよなあ、と思っていた。喫茶店で友人と会い、内容のない話をする。内容がないので書きようがない。

 

うーん、こんなもんです。落ち着いた日だった。原宿あたりを風を切って歩いてたわけだけれど、とにかく代々木競技場はかっこいいなあとか、そういうことを考えていた。神社っぽいよねえ、と言ったけれど同意は得られなかった。

 

うーん。発見がとくにない日だなあ。原宿駅のトイレに捨てられていたもの。エナジードリンクの空き缶。コンビニ袋。あたりめの袋。

 

この列挙に勢いで「愛。夢。涙。」とか書こうとしてやめた。エラいと思う。酔ってたら書いてただろう。

 

さて、問題は陶酔なわけですが(つねに酔ってなければならない!)今日はそれにガチ恋の概念が加わった。ガチ恋があれば人生は迷わない。人生には意味があり、就活程度でフラフラすることもないわけです。宮崎駿にはそれがあり、僕らにはそれがない。文学やアニメキャラクターや新幹線の流線型に僕らはガチ恋できない。ジャーナリズムや、人生の安定だとか、外資系の名刺、人々を卒倒させるような預金残高に僕らはガチ恋できない。だから迷う。僕らは酔わないといけない。何に? それは頑張ってください。

 

たとえば生命の危機にひとは酔うし、戦争にも酔う。酔ったときに僕らは一瞬で世界のひみつを掴む。世界には意味がある。もちろん、酔いは醒めて、意味はどこかに落としてしまう。だから酔ってないといけない。いつも。僕たちは懐にスキットルを入れる。ロザリオを隠す。そして、酔いが醒めたときに、就活とか……、一気に酔う。がんばって酔う。そして酔いが醒める。僕は僕が嫌いになり、世界を憎み、ポイ捨てゴミに呪いの言葉を吐く。平坦な世界をフラフラと歩く。しだいに足が止まり、一歩も歩けなくなる。黄金は見えなくなり、しだいに全てが霧に包まれていく。

 

ダメです。とにかく酔うものを見つけないと。残業なしの仕事。いいじゃん。みんなに夢を与える仕事。いいですね。デスクに向かってるだけで大企業なみの年収。よくなってきました。オタクコンテンツへの貢献。よい。隣の人を笑わせる仕事。かなりよい。人を振り向かせる仕事……

 

今日の帰り際、公園を通るときに、漫才の練習をしている男の二人組がいた。彼らは無に向かってネタを披露し、人々はそこを無言で通り過ぎていく。僕は足を止めようとしたが、少し考えて、そのまま駅へと歩き出す。冬の風が僕を震えさせる。公園には彼らの声だけが響く。風が僕の耳を吹き、声が聞こえなくなっていく。